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ミニマムライフコストを計算したら心にゆとりができた【計算方法も解説】

お金にたいして漠然とした不安がある…。ミニマムライフコストを把握するといいって聞いたけど、どうして?計算方法についても教えてほしい!

 

こんな疑問にお答えします。

 

 

本記事の内容

  • ミニマムライフコストとは?
  • 私のミニマムライフコストを紹介
  • ミニマムライフコストの計算方法

 

 

この記事を書いている私は内向型HSPで、正社員として働くのがつらくて仕方なかったのですが、お金の不安があって辞めることが出来ませんでした。

 

ですが、「ミニマムライフコスト」を把握したことで漠然としたお金の不安がなくなり、いまは会社員を辞めて在宅ワークをしています。

 

 

ミニマムライフコストとは、生活するために最低限必要なお金のことです。

 

家賃や食費、光熱費など、生きていくためにどうしても必要なコストですね。

 

こういったミニマムライフコストの金額を明確に把握することで、誰でも、漠然としたお金の不安がなくなって、心にゆとりを持つことができます。

 

本記事では、そんな「ミニマムライフコスト」について解説していますので、お金の不安をなくしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

 

ミニマムライフコストとは

ミニマムライフコストとは、生活するために最低限必要なお金のことです。

 

これは、元プロデューサーで執筆家の四角大輔さんが提唱した考え方です。

ミニマム・ライフコストとは、ぼくがつくった概念で「自分や家族が健康的に生活するために必要な最低限のお金」のこと。これさえわかれば、「これ以上は無理して稼ぐ必要はない」ということに気づくのと同時に、ムダな出費こそがもっともハイリスクな行為、という「お金の本質」を知ることもできる。

引用元:モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

 

 

ミニマムライフコストを把握すると、次のようなメリットがあります。

 

ミニマムライフコストを把握するメリット

メリット①:お金の不安がなくなる

メリット②:無駄遣いが減ってお金に余裕ができる

メリット③:無理に働かなくてもよくなる

 

メリット①:お金の不安がなくなる

ミニマムライフコストを把握すると、漠然としたお金の不安がなくなります。

 

なぜなら、生活するためにはいくら必要なのか、その金額が具体的な数字ではっきりとわかるからです。

 

「いくら必要かわからないけど、とにかくお金はできるだけたくさん必要」

そう考えていると、収入や貯金額のゴールが見えないため、漠然とした不安が残ります。

 

ですが、ミニマムライフコストを把握すれば、

「生活するには最低限〇〇円必要で、収入や貯金がそれを下回らなければ生きていける」

というふうに、収入や貯金額のゴールが見えて安心できるんです。

 

人は未知なものほど不安になるので、「お金がいくら必要なのか」を明確にすれば、漠然とした不安を抱えることはなくなるわけです。

 

メリット②:無駄遣いが減ってお金に余裕ができる

ミニマムライフコストを把握すると、生活に最低限必要な支出以外にも、日々たくさんのお金を使っていることに気づきます。

 

それにより、自分にとって必要ではない「無駄な支出」をカットすることができるようになります。

 

たとえば、

  • 一人暮らし
  • 家は新築1LDKの賃貸
  • 毎朝、缶コーヒーを買って出社

という場合、「生活するために最低限必要かどうか」という視点で考えると、

  • 築20年の1Kでも生活はできる
  • 缶コーヒーを買わなくても死なない

ということがわかります。

 

そのうえで、自分にとって「築20年の1Kでもいいな」と思うなら、引っ越して家賃を下げればお金に余裕ができますよね。

 

缶コーヒーを買わずに、自宅でタンブラーにコーヒーを入れて持ち運んでもいいわけです。

 

もちろん、「やっぱり新築1LDKじゃないと我慢できない」「缶コーヒーを買うのが至福の時なんだ」というのなら、それはあなたにとって必要な支出なので、そのままでもOKです。

 

どちらにせよ、「生活するために最低限必要か」という視点が、無駄遣いを減らし、お金と心にゆとりをつくってくれます。

 

メリット③:無理に働かなくてよくなる

ミニマムライフコストを把握すれば、それ以上無理に働く必要がないことに気づきます。

 

最低限、その金額だけを稼げば生きていけるからですね。

 

私たちは、いくら働いても「お金が足りない」と思い込んでしまっていますが、実際、生活に最低限必要なお金はそこまで多くありません。

 

必要のない部分にお金を使いすぎているだけなので、それらをカットすれば、少ないお金でも十分豊かに暮らしていけるのです。

 

そうなると、つらい思いをしてまで無理に働かなくてもいいですし、そう思えるだけでも心が楽になります。

 

 

私のミニマムライフコスト

ここで参考までに、私のミニマムライフコストをご紹介します。

 

私にとっての必要最低限の支出と内訳は、このようになりました。

※内訳に定義はないので、あくまで私の例です。

ミニマムライフコスト

  • 家 賃:30,000円
  • 食 費:20,000円
  • 光熱費:11,000円
  • 日用品:1,700円
  • 通信費:3,000円
  • 医療費:1,000円
  • 理美容代:1,000円
  • 衣服代:1,000円
  • 保険,年金:38,600円
  • 税 金:10,000円

【合計:117,300円】

 

健康保険と国民年金、税金は、正社員だったころの収入が反映されているので、翌年はもっと安くなるはずです。

 

もしまた正社員になったとしたら、保険・年金・税金を引いた68,700円を、手取りでもらえれば生活できます。(通勤用の交通費と、仕事用の衣服・コスメ代がもう少しかかるかもしれませんね。)

 

あと彼氏と同棲中なので、家賃と光熱費は安めになっています。(ここが高くなったらフラれたと思ってください。)

 

つまり現時点では、ざっくり月12万円を稼ぐことができれば生活できる計算です。

 

 

ちなみに、なくても生活できるけど、ゆとりがあったら使いたい「娯楽費」についても計算してみました。

娯楽費(ゆとり費)

  • 積立投資:30,000円
  • 交際費:5,000円
  • kindle,動画配信サービス:1,600円
  • 書籍代:1,000円
  • ファッション:5,000円
  • コスメ:3,000円
  • 旅行:5,000円

【合計:50,600円】

 

「最低限の生活」ではなく、私にとっての「豊かな生活」をするためには、合わせてざっくり17万円稼げばいいということがわかります。

 

これらがわかったことで、「正社員じゃなくても生活できるかも!」と思うことができ、私はつらい仕事を辞めることができました。

 

実際にいくら稼ぐかは別としても、自分に必要な最低限の金額が明確になるだけで、「お金が足りない!」と焦る気持ちが、「これだけあるから大丈夫!」という安心感に変わりますよ。

 

 

ミニマムライフコストの計算方法

ではここから、実際にミニマムライフコストを把握するための計算方法を解説します。

 

前提として、ミニマムライフコストの内訳に定義はありません。

 

提唱者の四角大輔さんは、「自分や家族が健康的に生活するために必要な最低限のお金」とおっしゃっているので、内訳は人によって違ってくるはずです。

 

なので、ここでは私が実際にやった計算方法をご紹介します。

 

ミニマムライフコストの計算方法

Step1:支出を把握する

Step2:「生きるのに必要な費用」と「最悪なくてもいい費用」にわける

Step3:ミニマムライフコストの内訳を自分で決める

 

Step1:1カ月の支出を把握する

まずは何より、家計簿をつけて支出を把握しましょう。

 

ミニマムライフコストは、数字をできるだけ明確に出すことが大事なので、支出が把握できていない状態では、ミニマムライフコストも正しく把握できません。

 

レシートを取っておいたり、電子決済を利用したりするなど、1カ月の支出の記録を残すようにしておきましょう。

 

家計簿をアプリで管理したい人は、マネーフォワードMEという家計簿アプリがおすすめです。

 

レシートを撮影するだけで簡単に家計簿の入力ができるうえに、クレジットカードや銀行口座を連携させて、自動で収支を記録することも可能です。

 

無料の範囲内で十分に使えるので、試しに一度使ってみるといいですよ。

>>「マネーフォワードME」のダウンロードはこちら

 

Step2:「生きるのに必要な費用」と「最悪なくてもいい費用」にわける

1カ月の支出が把握できたら、それを「生きるのに必要な費用」「最悪なくてもいい費用」にわけます。

 

「生きるのに必要な費用」とは、その名のとおり、それがないと生活できない費用のことです。

  • 家賃
  • 食費
  • 水道光熱費
  • 日用品
  • 交通費
  • 医療費
  • 健康保険料

などがこれにあたります。

 

それに対し、「最悪なくてもいい費用」とは、娯楽費・ゆとり費などの、なくても死なない費用のことですね。

  • 交際費
  • 車両費
  • 生命保険
  • ファッション
  • 映画、本、漫画
  • 旅行
  • スポーツジム、スクール
  • 外食費
  • 趣味

などが当てはまると思います。

 

家計簿を見て、自分の1カ月の支出から「生きるのに必要か」、「なくても死なないか」という判断基準で、該当する費用をわけていきましょう。

 

Step3:ミニマムライフコストの内訳を自分で決める

Step2で、「生きるのに必要な費用」と「最悪なくてもいい費用」にわけました。

 

ですがミニマムライフコストとは、「自分や家族が健康的に生活するために必要な最低限のお金」のことを言います。

 

なので、「最悪なくてもいい費用」の中から、健康的に生活するために必要だと思うものがあれば、それを「生きるのに必要な費用」へ移動させましょう。

 

たとえば、

  • 車はなくても死なないけど、田舎だから車なしだとかなり大変
  • 旅行は行かなくても死なないけど、年1回は行かないと元気に働けない
  • 漫画は生きがいだから、これがないとストレスになる

というものは、「あなたにとっては生きるのに必要な支出」です。

 

つまりこれは、「最悪なくてもいい費用」の中から、あなたにとってどうしても必要な支出を「厳選する」という作業になります。

 

私の場合だと、「通信費」と「理美容代」がこれにあたります。

本と動画さえあればいくらでも楽しめる性格なので、通信費は必須。(本は図書館で読めます。)

髪は自分で切ればいいけど、失敗したらひどく落ち込みそうなので、プロにお願いしたい。

 

このようにして、自分が健康的に生活するために必要な費用の内訳を自分で厳選し、その合計金額を出してみましょう。

 

それが、あなたにとっての「ミニマムライフコスト」です。

 

すこし面倒な作業かもしれませんが、試してみる価値はありますよ!

 

 

まとめ:ミニマムライフコストを把握して、人生の選択肢を広げよう

ミニマムライフコストを把握すれば、収入や貯金がいくらあればいいのかが明確になり、漠然としたお金の不安がなくなります。

 

その金額だけを稼げばいいので、それ以上は無理に働かなくてもよくなります。

 

さらに、家賃や通信費などの固定費を削減すれば、稼がなければならない金額はもっと少なくて済みますよ。

 

必要なお金を明確にしたら、無駄な支出を減らして、人生の選択肢を広げてみましょう!

 

少しでも、参考になれば嬉しいです。

 

 

 

 

 

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