こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- そもそも、断捨離ってなに?
- 初心者が抑えるべき断捨離のコツ
- 断捨離のやり方・手順【初心者向け】
- 断捨離後の収納のコツ
- 物を買うときの注意点
この記事を書いている私は内向型HSP(=非常に敏感な人)で、お気に入りの少ない物だけでシンプルな暮らしをしています。
今回ご紹介する内容にそって断捨離をしたことで、しっかり物を減らすことができ、その状態をキープできるようになりました。
「部屋をキレイにしたい」「シンプルな暮らしをしたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ちなみに、HSPさんには断捨離を強くオススメします!
その理由を、HSPがミニマリストになることで楽に過ごせるようになる理由の記事で解説していますので、気になる方はこちらもぜひ読んでみてください。
もくじ
断捨離とは
断捨離とは、ヨーガの行法(ぎょうほう)に基づいた、次の3つの思想のことです。
断→入ってくる不要なものを断つ
捨→家にずっとある不要なものを捨てる
離→物への執着から離れる
これは、「物への執着を捨て、物にとらわれず、部屋と心にゆとりを持たせて身軽な人生にする」という考え方です。
いらないものを持たず物欲から離れることで、自分にとって本当に必要なことだけに集中できるようになると言われています。
断捨離で得られる効果
断捨離で得られる効果には、
- お金が貯まる
- 物欲がなくなる
- 時間の余裕ができる
- 思考がクリアになる
- 自分の人生に必要なものがわかる
など、さまざまあります。
物にとらわれなくなることで、お金や時間に余裕ができて、心にもゆとりが生まれていくんです。
断捨離の効果については、【体験談】人生を好転させる断捨離のすごい効果の記事で詳しく紹介していますので、気になる方は読んでみてください。
初心者が押さえるべき断捨離のコツ
では、断捨離による効果を得るためには、どのようにすればいいのでしょうか?
まず断捨離を始めるにあたって、初心者が押さえるべきコツが3つあります。
このコツを意識して断捨離をすれば、迷うことなく進めていけますよ。
断捨離のコツ
コツ①:「ときめくもの」「必要なもの」だけを残す
コツ②:すべて出してから、一つ一つに触る
コツ③:物に「ありがとう」と言ってから手放す
それぞれ、説明します。
コツ①:「ときめくもの」「必要なもの」だけを残す
断捨離をするときは、
「ときめくもの(好きなもの)」と「必要なもの(使っているもの)」だけを残して、それ以外はすべて手放す
というのがポイントです。
この判断基準をしっかり意識しておかないと、なかなか物を手放せなくなってしまいます。
よくあるのが、
「いつか使うかも」
「まだ使えるから、もったいない」
「痩せたら着たい」
といって、取っておくパターンですね。
せっかく断捨離をするのに、物が減らなかったら意味がないので、残すものの判断基準(=ときめくもの)をしっかり覚えておきましょう。
それと、初心者の中には一気にやりすぎて、「必要なものまで手放してしまって後悔した」という方もいます。
そのため、「必要なもの(使っているもの)」は捨てずに取っておくことをおすすめします。
コツ②:すべて出してから、一つ一つに触る
断捨離をするときは、種類ごとに物をすべて出してから、一つ一つ手に取って残すものを仕分けていきます。
理由は2つで、
- 物の多さを把握できないから
- 触ったときの「ときめき」で判断するから
です。
たとえば服の断捨離をする場合、
①所有している服をすべて出す
②一ヵ所にまとめる
③想像以上に服が多いことに驚く(←重要)
④一着ずつ触ったときに、ときめくものを残す(←重要)
という感じですね。
物の多さを認めることで「減らす意識」が芽生え、一つずつ触ることで「物を選ぶ精度」が上がります。
そうすると断捨離で失敗することがなくなるため、すべて出してから一つずつ仕分けるのがおすすめです。
コツ③:物に「ありがとう」と言ってから手放す
断捨離で物を手放すときは、心の中で(もしくは声に出して)「ありがとう」と言ってから手放しましょう。
こうすることで、物への執着を手放すことができるからです。
さらに、「物があれば満たされる」と考えてしまうので、いくら断捨離をしてもまた物が増え、散らかった部屋に逆戻りしてしまいます。
執着を手放すには「感謝」をすることが大事なので、自分の元へ来てくれた物に「ありがとう」と言ってから、お別れするようにしてみてください。
初心者でもできる断捨離のやり方【5つの手順】
ではここから、断捨離の具体的なやり方についてご紹介していきます。
その前にまず、「明らかにゴミであるもの」があれば、先に捨てておきましょう。
たとえば、
- 飲んだあとのペットボトル
- 食べたあとのお菓子の箱
- 使用済みのティッシュ
- ポストに入っていたチラシ
といったものですね。
ゴミが散らかっていると、断捨離するときに邪魔になってしまうので、どんどん回収してゴミ箱に入れていってください。
手順①:【服→本→書類→小物→思い出の物】の順にやる
断捨離は物の種類ごとに、
服 → 本 → 書類 → 小物 → 思い出の物
の順番で仕分けていきます。
これは、断捨離が簡単なほうからの順番になっていて、この順番でやるとかなりスムーズに進められます。
具体的には、
①:服(衣類・バッグ・靴・アクセサリー etc.)
②:本・雑誌・漫画 etc.
③:書類(説明書・保証書・契約書 etc.)
④:小物(雑貨・コスメ・衛生用品・趣味 etc.)
⑤:思い出の物(写真・手紙・プレゼント etc.)
という感じですね。
この順番で、以下の手順②~⑤を繰り返していきます。
手順②:すべて出して1ヵ所にまとめる
該当する種類のもの「すべて」を出して、一ヵ所にまとめます。
上記の「断捨離のコツ」でも述べたように、すべて出さないと物の量を把握できないからです。
後から出てきたものは全部捨てるつもりで、家のすみずみまで探しましょう。
手順③:1つずつ仕分ける
すべて出したら、1つずつ手に取って、「残すもの」と「残さないもの」に分けていきましょう。
「捨てるもの」ではなく、「残すもの」を探していくのがポイントです。
残すものの判断基準は、「ときめくもの(好きなもの)」と「必要なもの(使っているもの)」です。
触ったときの直感で決めるのが一番いいので、どんどん仕分けていきましょう!
手順④:捨てられないものはデータ化する
どうしても迷うものや、思い出があって捨てられないものは、データ化するのがおすすめです。
スマホで写真を撮って、それをスキャンアプリでデータ化するやり方です。
- アルバムに入った写真
- 思い出の手紙
- お気に入りだけど使えなくなった物
- 紙で持つ必要のない書類
などをデータ保存すれば、いつでも見返せるので手放す勇気が持てます。
「Microsoft Lens: PDF Scanner」というアプリを使えば、写真を無料でPDF化できますよ。
※Googleストアはこちら→Microsoft Lens: PDF Scanner
手順⑤:捨てるor人に譲るor売る
仕分けが終わったら、残さないものはすべて捨てていきましょう!
捨てるのがもったいないと思うものは、
- 家族や知人に譲る
- 寄付する
- リサイクルショップで売る
などをすれば、気持ちに負担なく手放せますよ。
メルカリやラクマなどのフリマアプリで販売すれば、臨時収入にもなるのでおすすめです。
断捨離が終わったらキレイに収納しよう
断捨離でスッキリした部屋をキープさせるには、正しく収納することが大事です。
収納については、以下の3つのコツを押さえておけば、物で散らかることを防げるはずです。
収納のコツ
コツ①:物の置き場所を決める
コツ②:よく使うものを手前に置く
コツ③:すぐ収納しない物は「とりあえずBOX」へ
コツ①:物の置き場所を決める
収納するときは、種類ごとに物の置き場所を決めてあげましょう。
そうすることで、出したものをすぐに戻しやすくなるからです。
- 靴は下駄箱だけ
- 本は本棚だけ
- 書類は1つのファイルに
- 趣味のものは専用BOXへ
こんな感じで置き場所を決めたら、それ以外には置かないようにします。
コツ②:よく使うものを手前に置く
物の使用頻度によって、収納場所を決めましょう。
収納は、「使用頻度の高いものを手前に、低いものを奥に」が基本です。
よく使うものが奥にあると、出すのもしまうのも大変なので、すぐに片付けなくなってしまいます。
そうなるとあっという間に散らかるので、よく使うものの収納には注意が必要です。
実際に使うときを想像しながら収納していくと、失敗が少なくて済みますよ。
コツ③:すぐ収納しない物は「とりあえずBOX」へ
「すぐ収納しないもの」って、たまにありますよね。
そういったものは、「とりあえずBOX」を用意して、一旦そこへ置くようにすれば散らかりません。
たとえば、
- 一回だけ着た服
- あとで使う予定のもの
- 後日、処理をする書類
など、そのへんにパッと置いてしまうと、それが元でどんどん散らかります。
そのため「とりあえずBOX」を用意して、すぐに収納しないものの置き場所を決めておけば、部屋を散らかさずに済みますよ。
ただし、これはあくまで一時的な置き場所なので、「とりあえずBOX」に入れたものは早めに処理して、溜めないようにしましょう!
断捨離後に物を買うときの注意点
最後に、新たに物を迎え入れるときの注意点について解説します。
次の2点に注意していれば、お気に入りの物だけに囲まれた理想の暮らしに、さらに近づきますよ。
物を買うときの注意点
注意①:1つ増えたら1つ捨てる
注意②:細部までこだわったお気に入りの1点を買う
注意①:1つ増えたら1つ捨てる
新たに物が1つ増えたら、いま持っているものを1つ捨てるようにしましょう。
それを意識しないと、物はどんどん増えていくからです。
具体的には、
ときめかないけど、必要だから残しておいたもの(1つ捨てる)
↓ ↓ ↓
ときめくデザインだし、必要なもの(1つ増える)
というふうに循環させれば、物を増やさずにお気に入り度を高めることができますよ。
ただし、1つ増えたからといって、お気に入りのものまで無理に捨てる必要はありません。
注意②:細部までこだわったお気に入りの1点を買う
せっかく断捨離で「ときめくもの」を残したわけですから、新たに買うものも、細部までこだわったお気に入りのものだけを買うようにしましょう。
ときめかないものを買っても、結局は不要なものとしていずれ捨てることになります。
「セールで安くなってるから」
「あれば使えそうだから」
「流行ってるし、みんな持ってるから」
こういった理由で買ったものは、あなたにとって必要なものではないので、いずれ荷物になるだけです。
デザイン・素材・サイズ・使い勝手まで、出来る限り妥協せずにこだわれば、大満足の買い物ができますよ。
まとめ:断捨離を成功させて身軽な人生を手に入れよう
今回は、断捨離のやり方やコツ、注意点についてまとめてみました。
断捨離をすれば、物に振り回されることもなくなり、あなたの人生にとって本当に大切なものに気づくこともできます。
この機会にぜひ、いらない物を手放して、身軽な人生を手に入れましょう!
少しでも参考になれば嬉しいです。