こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- HSPで仕事が見つからない原因5つ
- 仕事が見つからないHSPがやるべき対処法
- HSPが自分に合った仕事を見つけるには
この記事を書いている私は、内向型HSPで3回の転職経験があります。
ですが今では自分に合う仕事を見つけることができ、楽に働いています。
結論、私が仕事を見つけられなかったのは、いろんなことを決めつけて視野が狭くなっていることが原因でした。
本記事では、HSPさんの仕事が見つからない具体的な原因と対処法について、私自身の経験をもとにまとめています。
仕事が見つからずに悩んでいる人のわりと多くが当てはまると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください!
ちなみに、「そもそもHSPって?」ということが知りたい方は、HSPとは?DOESから見る4つの特徴と対処法【セルフチェックあり】の記事をどうぞ!
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HSPで仕事が見つからない原因5つ
HSPさんで仕事が見つからないのは、おもにつぎの5つのことが原因です。
HSPで仕事が見つからない原因5つ
原因①:正社員にこだわっている
原因②:給料の優先度が高い
原因③:好きなこと、やりたいことばかり探している
原因④:自己分析できていない
原因⑤:心身が疲れている
それぞれ、見ていきます。
原因①:正社員にこだわっている
いろんな働き方がある現代でも、正社員として働くことを希望している人はとても多いですよね。
たしかに、毎月安定的に給料をもらえる点においては正社員だと安心ですが、正社員には以下のようなデメリットもあります。
正社員のデメリット
・残業や休日出勤が発生しやすい
・責任やプレッシャーが大きい
・職場が合わない場合に辞めにくい etc.
HSPさんは疲れやすい傾向があり、長時間働くことにあまり向いていません。
さらに、まじめで責任感の強い人が多いHSPさんは、仕事のプレッシャーに押しつぶされそうになることもしばしば。
これらのストレスから解放されたい場合は、正社員ではない働き方のほうがいいのかもしれません。
そもそも今の時代、正社員だって絶対安心というわけではないし、たとえ経済的に安定したとしても、仕事でヘトヘトな毎日が幸せとは言えませんよね。
正社員だけに目を向けていると、自分に合う働き方がほかにあっても、それを見つけることが難しくなってしまいます。
原因②:給料の優先度が高い
仕事を探すにあたって、給料がいくらかを重要視しすぎると、自分に合った仕事はなかなか見つかりません。
理想の条件がすべてそろった仕事はほとんどないので、どうしても妥協すべきところが出てくるからです。
HSPさんは、給料などの物質的な報酬よりも、環境からの影響をより強く受ける傾向があると言われています。
つまりHSPさんの場合、給料がいくらもらえるかよりも、「仕事内容」や「職場環境」にこだわって仕事を探したほうがいいと言えるわけです。
同じ時間働くなら、すこしでも給料が多いほうがいいと思うのは当然のことですが、もうすこし給料の優先度を下げてみると、選択肢がさらに広がるはずですよ。
>>生活コストを下げると自由になれる!固定費・変動費の削減方法10個
原因③:好きなこと、やりたいことばかり探している
仕事を探すときに、好きなことややりたいことばかりを探していると、仕事は見つかりません。
なぜなら、その仕事が本当に好きかどうかは、やってみないとわからないからです。
実際、今の仕事を天職だと感じている人のほとんどが、「初めからではなく、努力しているうちに好きになった」と答えているという調査結果もあります。
被験者のなかで、最初から自分の仕事を天職だと考えていた人はほぼいませんでした。最初のうちはなんとなく仕事を始めたのに、それに努力を注ぎ込むうちに情熱が高まり、天職に変わった人がほとんどだったのです。
つまり、今やりたいわけじゃなくても、ためしにやってみたら好きになる仕事があるかもしれないんです。
そのため、好きなことややりたいことばかりを探すのではなく、いったん別の軸で仕事を探してみるのもおすすめです。
原因④:自分の強みや本音を理解していない
自分の強みや、自分が「どうしたいのか」という本音を理解できていないと、自分に合った仕事を見つけるのが難しくなります。
自分のことがわかっていない状態で仕事を探しても、どんな仕事もいまいちピンとこないからです。
- 自分の得意なことはなにか
- どんな暮らしをしたいのか
- 理想の一日はどんなスケジュールか
といったことを明確にできれば、それに合う仕事を選びやすくなりますよ。
ちなみにHSPさんにはわりとよくあることなんですが、まわりの人や世間の声に影響を受けすぎて、それらと自分の本音とを混同してしまっていることがあります。
これはつまり、“常識”とか“他人の目”とかにまどわされて、「○○したい」より「○○すべき」が優位になってしまっている状態です。
たとえば私の場合だと、
- 正社員として働くべき
- 給料を上げるために努力すべき
- 仕事がしんどくても、生きるためには耐えるべき
とか思っていましたし、それが自分の中では当たり前でした。
この状態では、どんな仕事を選んでも満たされることはないので、もっと“自分軸”で人生を考えることが大事になります。
原因⑤:心身が疲れている
日々の疲れやストレスが溜まっている状態だと、いくら仕事を探してもピンときません。
心が疲れていると、自分のやりたいことがわからなくなったり、本音を感じることができなくなったりするからです。
たとえば、どんなに旅行が好きでも、体調が悪いときに「行こう!」とは思わないですよね?
同じように、本当は興味がある仕事でも、心が疲れていると興味を失うことだってあるんです。
仕事探しをいったん止めて、ゆっくり休んだり心を満たしたりする時間をつくってみると、だんだん自分の本音を感じられるようになってきますよ。
仕事が見つからないHSPがやるべき対処法
仕事が見つからなくて悩んでいるHSPさんに試してほしいのが、つぎの5つの方法です。
仕事が見つからないHSPがやるべき対処法5つ
対処法①:正社員以外にも目を向ける
対処法②:収入がいくら必要か考えなおす
対処法③:「嫌なことリスト」をつくる
対処法④:自己分析する
対処法⑤:しっかり休む
それぞれ、詳しく説明します。
対処法①:正社員以外にも目を向ける
正社員だけにこだわるのではなく、それ以外の働き方にも一度目を向けてみましょう。
今はいろんな働き方、稼ぎ方があります。
- 働き方…契約社員、派遣社員、アルバイト、業務委託、フリーランス etc.
- 稼ぎ方…会社勤務、在宅ワーク、店舗をもつ、SNSを使う、人と会う etc.
たしかに、正社員はボーナスや福利厚生が充実していて、安定しているイメージがありますよね。
ですがそのぶん責任が重かったり、残業や休日出勤があったり、人間関係に悩むことがあったりします。
そのせいで毎日つらい思いをするなら、必ずしも正社員が安定しているとはいえません。
そのため、まずは正社員以外にも目を向けて、視野を広げてみることから始めましょう。
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対処法②:収入がいくら必要か考えなおす
自分とって「最低限必要な収入」がいくらなのか、改めて計算しなおしてみましょう。
経済的なハードルが下がれば、自分に合った仕事や働き方を実現しやすくなるからです。
たとえば、
「フリーランスで働きたいけどいきなり大きくは稼げない。でも生活費は月に10万円だから、副業で10万円稼げたら会社を辞められる。」
ということがわかれば、思い切ってチャレンジすることもできますよね。
経済的なハードルを下げるには、「ミニマムライフコスト(=必要最低限の生活費)」を明確にしましょう。
これを明確にすると、思ったより少ないお金でも生きていけることがわかりますよ。
>>ミニマムライフコストを計算したら心にゆとりができた【計算方法も解説】
対処法③:「嫌なことリスト」をつくる
好きなこと・やりたいことがわからない場合は、「やりたくないこと」「苦手なこと」を書き出して「嫌なことリスト」をつくるといいです。
やりたいことは分からなくても、嫌なことや苦手なことならすぐ出てきませんか?
やりたい仕事ではなく、”やりたくないことをやらない仕事”を探す方が簡単だし、働き始めてからのギャップも少なくて長続きしやすいです。
参考として、私の「嫌なこと」は以下のような感じ。
- 電話を取りたくない
- 作業中に話しかけられたくない
- 営業や接客はしたくない
- 自分のペースを邪魔されたくない
- オフィスやデスクを汚されたくない
- 残業したくない
- 同僚の悪口を聞きたくない
- 飲み会に行きたくない
- 化粧したくない etc.
こんな感じで、思いつく嫌なことをどんどん書き出して、それをしなくて済む仕事や働き方を探してみると、新たな選択肢が見えてくるはずですよ。
対処法④:自己分析する
自分に合った仕事を見つけるためには、「自己分析」は必須です。
自分のことがわかっていないと、どんな仕事や職場が合うのか判断できないし、似たような不満を感じて転職を繰り返すことになってしまうからです。
さらにHSPさんは、生きづらさのせいで自己肯定感が低い傾向があり、自分の強みや得意を自覚していないことが多いです。
そのため、自己分析で自分の強みや得意を把握し、本音にしたがった生き方のできる仕事を探しましょう!
自己分析の方法については、HSPと相性の良い仕事と自分に合う仕事の見つけ方【自己分析】の記事でくわしくご紹介しています。
対処法⑤:しっかり休む
上記でも述べましたが、心が疲れていると自分のやりたいことがわからなくなったり、本音を感じることができなくなったりしてしまいます。
- 自分の本音がわからない
- 思考がまとまらない
- なにも上手くいく気がしない
という場合は、心がかなり疲れているかもしれないので、いったん休むことに集中してみましょう。
趣味をしたり、心が満たされるような場所に行ったりするのもおすすめです。
行き詰っているときこそ、休む時間をたくさん設けてみてくださいね。
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HSPが自分に合った仕事を見つけるには
HSPさんが自分に合った仕事を見つけるには、自分の「こうしたい」という想いや、自分の「強み」を明確にすることが大切です。
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HSPにおすすめの仕事は「在宅ワーク」
余談ですが、個人的にHSPさんには「在宅ワーク」とかもおすすめです。
たくさんの人と接することなく自分のペースで進めていける在宅ワークは、HSPさんにとってストレスになる刺激が少ないからです。
私も副業で在宅ワークをしていますが、かなり働きやすいので、完全在宅で働くことを目標にしています。
HSPさんにおすすめの在宅ワークについては、HSPにおすすめの在宅ワーク7選【働きやすさを自分で作ろう】の記事でご紹介していますので、気になる方は読んでみてください!
まとめ:仕事が見つからないときは、視野をひろげよう
今回は、仕事が見つからない原因と対処法についてまとめてみました。
今はいろんな仕事があって、稼ぐ方法もいろいろです。
「自分には無理…」とか、「みんなと同じようにしなきゃ…」と決めつけず、視野を広げていろんな選択肢を出してみましょう!
そして、自分の本音を大事にすることを忘れなければ、自分に合った仕事がきっと見つかりますよ。
少しでも、参考になれば嬉しいです。
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