こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- HSPが怒られると引きずる理由3つ
- HSPが怒られたときにおすすめの対処法
- 怒られても引きずらないメンタルの作り方
- 怒られるのが苦手なHSPが楽に働ける仕事
この記事を書いている私は内向型HSPで、怒られるのが大の苦手でした。
少しでも怒られると、一日中そのことしか考えられなくなるほど引きずってしまうので、最終的には働くこと自体が怖くなった時期もあります。
今回は、HSPさんが怒られると引きずってしまう理由や、引きずらないための方法などについてご紹介します。
「怒られても引きずらないようになりたい」「もっと楽な気持ちで働きたい」というHSPさんは、ぜひ最後まで読んでみてください!
ちなみに、HSPについて詳しく知りたいという方はHSPとは?DOESから見る4つの特徴と対処法【セルフチェックあり】の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
もくじ
HSPが怒られると引きずる理由3つ
HSPさんに限らず、怒られれば誰だって落ち込むし、できれば怒られたくないですよね。
ですがHSPさんの場合、怒られたときのダメージが人いちばい大きく、立ち直るのに時間がかかってしまいがち。
その理由は、つぎのとおりです。
HSPが怒られると引きずる理由3つ
理由①:自己肯定感が低いから
理由②:物事を深く受け止めるから
理由③:自分を責めすぎてしまうから
それぞれ、解説します。
理由①:自己肯定感が低いから
HSPさんは、社会で生きづらさを感じることが多いために、自己肯定感が低い傾向があります。
自己肯定感が低いと、「他者の評価=自分の価値」になってしまうので、怒られたときのダメージがより大きくなってしまいます。
単に“仕事のやり方”に対して怒られただけなのに、“自分という人間性”が悪いような罪悪感があり、過剰に引きずってしまうというわけです。
理由②:失敗を重く受け止めるから
HSPさんは自分のミスや失敗を、とても重く受け止めます。
もともとHSPさんには物事を深く処理する気質が備わっているので、基本的にどんなことでも重く受け止めるのですが、それが自分のミスや失敗となるとなおさらです。
たとえば仕事のミスで怒られたら、
- まわりに大きな迷惑をかけてしまった
- これでみんなに嫌われたかな…
- 私への信用は完全に失った…
というふうに、他の人からしたら「大げさだなぁ」と思われそうなことも本気で考えてしまいませんか?
嬉しい出来事も深く感じるので、そのぶん幸せになりやすいというメリットもありますが、つらい出来事の場合だとすこしデメリットですね。
理由③:自分を責めすぎてしまうから
自己肯定感が低いうえに、物事を重く受け止めることから、HSPさんは過剰に自分を責めてしまいがちです。
「怒られた自分」を受け入れることができなくて、「自分はなんてダメなやつなんだ…」と自分を否定し続けてしまいます。
軽くミスを注意されただけでも、“自分を全否定された”ように感じることはありませんか?それは、他でもない“あなた”があなたを責めているのが原因です。
もっと自分を慰めたり、怒られた自分を許してあげたりしないと、いつまでもショックを癒やすことができず、引きずることになってしまいます。
HSPが怒られたときにおすすめの対処法
人間誰しもミスはするので、「仕事で一切怒られないようにする」というのは無理があります。
とはいえ、実際に怒られると心がすごく動揺するし、なによりつらいですよね。
そんなとき、私がいつもやっているおすすめの対処法をご紹介します。
HSPが怒られたときの対処法
対処法①:セルフ・コンパッションをする
対処法②:失敗は「成長」だと考える
対処法③:「いま」何ができるか考える
対処法④:趣味を思いっきり楽しむ
順番に見ていきます。
対処法①:セルフ・コンパッションをする
怒られたときに、自分を責めてしまっていることに気づいたら、すぐにセルフ・コンパッションを実践しましょう。
セルフ・コンパッションとは、「自分への思いやり」という意味で、自分にやさしく接し、“自分はかけがえのない存在だ”と認識することをいいます。
もし、大切な友達や恋人が仕事で怒られて落ち込んでいたら、「大丈夫だよ」「あなたはよく頑張ってるよ」と言ってなぐさめたり、励ましたりしますよね?
それと同じように、自分に対してもやさしい言葉をかけて、自分を大切にすることを“セルフ・コンパッション”というわけです。
自分を否定しがちなHSPさんは、もっと自分にやさしく接することで、怒られた自分をちゃんと癒せるようになりますよ。
とはいえ、セルフ・コンパッションはすぐに身につくわけではないので、下記のようなワークブックを活用して、くりかえし練習するのがおすすめです。
セルフ・コンパッションが身に付けば、人の評価を気にせず、ありのままの自分を受け入れることもできるようになりますよ。
ありのままの自分を受け入れる具体的な方法6つ【ダメな自分でもいい】
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対処法②:失敗は「成長」だと考える
失敗して怒られたときは、「成長できるチャンスだ!」と考えるようにするのも効果的です。
実際、人は失敗しないと学ぶことができないので、失敗なくして成長はあり得ません。
ミスをすることで「次は気をつけよう」と注意するし、ミスをしないよう改善策を立てることもできますよね。
そういった経験を積み重ねることで成長できるので、失敗を悪いこととは思わず、「成長できるチャンス」だと捉えるようにしましょう。
対処法③:「いま」何ができるか考える
怒られたときに落ち込んだら、「いま」自分のために何ができるかを考えてみましょう。
ミスをしたり怒られたりした「過去」のことばかり考えても、過去は変えられないので、後悔や悲しみしか出てこないからです。
「いま」できることとは、
- 上司や同僚にちゃんと謝る
- 次はミスをしないよう、具体的な改善策を考える
- 気分転換に深呼吸したり、家で映画をみたりする
- 感じたことを紙に書いて、気持ちを整理する
などですね。
変えられない過去ではなく、「いま」できること・やるべきことを考えて実行するうちに、だんだん気持ちが切り替わっていきますよ。
あくまで「自分のためにできること」を考えるのがポイント。上司の機嫌をとろうとしたりするのは、余計に消耗するので注意しましょう。
HSPのストレス発散におすすめの方法8つ【覚えておきたい】
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対処法④:趣味を思いっきり楽しむ
自分が思いっきり楽しめて、没頭できるような趣味をとことんやりましょう。
ストレス発散になるのはもちろん、好きなことをやると「いま」に集中しやすく、怒られたことをぐるぐると考えずに済むからです。
嫌なことを何度もくりかえし考えてしまうと、嫌な気分から抜け出せずに、いつまでも気持ちを切り替えることができません。
つらいときは“やるべきこと”を後回しにしてでも、趣味を楽しむことを最優先にして、心のバランスを保つことが大切です。
HSP向け|お金のかからない趣味10選【マイペースに楽しむ】
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怒られても引きずらないメンタルをつくろう
普段からストレスをため込まず、メンタルを安定させていれば、いざ怒られたときも回復するスピードを早めることができます。
そのためにおすすめなのが、以下のような方法です。
方法①:「瞑想」を取り入れる
方法②:「運動」の習慣をつける
方法③:「職場」を変える
それぞれ、見ていきます。
方法①:「瞑想」を取り入れる
心が乱れやすかったり、不安が強かったりするHSPさんには、「瞑想」がかなりおすすめです。
瞑想には、
- 不安感、うつ、ストレスの解消
- メンタルの強化
- 感情のコントロール
- 幸福感が上がる
- 睡眠の質が上がる
などの効果があるからです。
目に見える効果がすぐに出るわけではないですが、1日10分ほど毎日続けることで、大きな効果が期待できますよ。
>>HSPは瞑想で不安に強くなれる【シンプルな実践方法も紹介します】
方法②:「運動」の習慣をつける
無理のない範囲で、筋トレやウォーキングなどの「運動」を習慣にしましょう。
運動することでメンタルが安定し、怒られたときのダメージを和らげることができます。
さらに、運動によって体が引き締まれば、自分に自信がつき自己肯定感アップにもつながるので一石二鳥です。
習慣にすることが大切なので、自分が続けられるペースで始めるのがおすすめですよ。
ちなみにHSPさんには「ヨガ」がおすすめなのですが、その理由について下記の記事で解説していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。
>>HSPにヨガがおすすめな理由と手軽に始める方法【心を安定させる】
方法③:「職場」を変える
仕事で怒られることが明らかに多かったり、かなりのストレスを抱えていたりするなら、「仕事内容」や「職場の環境」がそもそも合っていないのかもしれません。
その場合は思い切って転職して、職場を変えるほうがいいでしょう。
HSPさんはまわりの影響を受けやすいため、職場の環境がとても重要です。職場を変えただけでずっと働きやすくなったりするのは、よくあることですよ。
自分に合った仕事や職場であればメンタルも安定して、怒られても前向きに捉えることができるようになります。
退職代行サービス「ガーディアン」
どうしても退職を言い出せない人は、「退職代行サービス」を使うのもアリですよ。
「退職代行ガーディアン」は、法適合の労働組合が行っているので、違法性なく安心・確実に退職できます。
弁護士なみの合法性がありながら、金額は一律24,800円と、弁護士よりはるかに安い金額でサービスを受けられます。
「退職代行ガーディアン」の利用方法
LINEか電話での無料相談ができるので、まずは一度相談してみましょう。
怒られるのが苦手なHSPが楽に働ける仕事
そもそも、自分にどんな仕事が合っているのかがわからないと、転職に踏み切るのも難しいですよね。
「在宅ワーク」はHSPにおすすめ
個人的に、「在宅ワーク」はHSPさんにおすすめです。
自宅で仕事をすれば人間関係のストレスが大幅に減って、自分のペースで働きやすくなるからです。
とはいえ、すべてのHSPさんに向いているわけではないので、まずは副業で試してみるのがおすすめです。
下記の記事で、HSPさんにおすすめの在宅ワークをご紹介していますので、気になる方は読んでみてください。
>>HSPにおすすめの在宅ワーク7選【働きやすさを自分で作ろう】
まずは「自己分析」しよう
楽に働ける仕事を見つけるには、「自己分析」をするのが大切です。
自分のことがわかっていないと、何が自分に合うのか判断できず、合わない職場を選び続けてしまうことになりかねません。
自己分析によって、今まで気づかなかった本音や強みを引き出すことができれば、あなたの適職に近づくはずですよ。
下記の記事では、私が実践した自己分析の方法をご紹介していますので、すこし時間がかかるかもですが、ぜひ試してみてください!
>>HSPと相性の良い仕事と、適職が見つかる自己分析のやり方
キャリアカウンセラーに相談しよう
- 自己分析がうまくできない
- モヤモヤを言語化できない
- すぐに適職を見つけたい
という方は、「キャリアコーチングサービス」を利用してみるのもおすすめです。
キャリアコーチングサービスとは、転職を前提とせず、あなたにとってベストなキャリアを歩むためのサポートをしてくれるサービスです。
キャリアコーチングサービス「POSIWILL CAREER (ポジウィルキャリア)」
「POSIWILL CAREER (ポジウィルキャリア)」は、「あなたが今後どう生きていきたいか?」という軸で、自己分析からキャリア設計、転職のサポートまで丁寧に行ってくれます。
特徴①:法政大学キャリアデザイン学部「田中研之輔」教授がプログラムを監修
特徴②:最短35日間の短期集中トレーニングプランあり
特徴③:20~30代のキャリア相談受講者数No.1
私も緊張しながら初回相談を受けてみたら、カウンセラーさんがすごく優しくて安心しました。
1回45分、完全無料のキャリア相談(ZOOMを使用)が受けられるので、気になる方は試してみてくださいね。
まとめ:HSPは怒られても自分を責めないで
今回は、HSPさんが怒られると引きずる理由や、引きずらないようにするための方法についてまとめました。
HSPさんが引きずってしまうのは、「自分を責めている」ことや、「職場が合っていない」ことなどが大きな原因です。
もう自分を責めないで、まずは「いま」何ができるか、考えるクセをつけましょう。
そうすれば、失敗をバネに立ち上がり、より成長することができるはずですよ。
すこしでも、参考になればうれしいです。
HSPで仕事ができないと感じる原因【4つの対策で無理なく働ける】
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