HSPと仕事 仕事の悩み

HSPに合う職場環境とは?【苦手な環境を避けよう】

2022-07-04

HSPには職場環境が重要って聞いたけど、どんな職場がよくて、どんな職場を避ければいい?職場環境をチェックする方法や、合わない職場だったときの対処法も教えてほしい!

 

こんな疑問にお答えします。

 

 

本記事の内容

  • HSPに合う職場環境、合わない職場環境の特徴
  • 自分に合わない職場環境を把握する
  • どんな職場環境かチェックする方法
  • 職場環境が合わなかったときの対処法

 

 

この記事を書いている私は内向型HSPで、3回の転職経験があります。

 

いくつかの職場を見たことで、「ここは働きやすい」「この点は働きにくい」と感じた職場の特徴がありました。
ノムラ
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HSPさんにとって、職場環境はとても重要です。

 

繊細なために、良くも悪くも環境の影響を強く受けるからです。

 

今回は、HSPさんに合う職場環境、合わない職場環境について、私が実際に感じた特徴をまとめました。

 

本記事を読めば、自分に合う職場を選び、働きやすい環境をつくるための参考になるはずですよ。

 

「転職したい」「自分に合う職場を見つけたい」というHSPさんは、ぜひ最後まで読んでみてください!

 

 

HSPに合う職場環境の特徴6つ

HSPさんに合うと感じた職場環境の特徴は、つぎの6つです。

 

HSPに合う職場環境

特徴①:仕事のペースを自分で決められる

特徴②:電話があまり鳴らない

特徴③:1人で作業できるスペースがある

特徴④:会社の方向性や自分の役割が明確

特徴⑤:多様性がある

特徴⑥:協力的な人間関係

 

順番に、見ていきます。

 

特徴①:仕事のペースを自分で決められる

HSPさんにとっては、自分のペースがとても大事です。

 

深く考えながら仕事をする傾向があるため、急かされたり管理されすぎたりすると、ペースを乱され実力を上手く発揮できなくなるからです。

 

私が一人事務をしていたときは、ほぼすべての仕事を自分のペースでできて、気持ちがかなり楽でした。
ノムラ
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スケジュールや仕事の進め方など、ある程度任せてくれる環境であれば、まわりからの変なプレッシャーを感じず、仕事に集中できますよ。

 

特徴②:電話があまり鳴らない

電話があまり鳴らない環境は、HSPさんにとってはとても楽です。

 

なぜなら、HSPさんは刺激に敏感で、電話の音に強く反応してしまうからです。

 

電話が鳴りっぱなしのような環境では、音による刺激が多すぎて、集中力が下がるうえにひどく疲れてしまいます。

 

メールやチャットをおもな連絡手段に使っている職場なら、電話の数はわりと少なくなるでしょう。

 

特徴③:1人で作業できるスペースがある

1人で作業できるスペースがあると、かなり仕事がはかどります。

 

HSPさんはまわりに人がいると、視線や話し声が気になってしまい、作業に集中できなくなるからです。

 

自分の個室とまではいかなくても、

  • デスクにパーテーションが置いてある
  • 空いている会議室などを使わせてくれる
  • ほとんどの社員が外出して、1人になる時間がある

など、1人で作業できるスペース・時間が確保できる環境なら、仕事にしっかり集中できます。

 

「リモートワーク」や「在宅ワーク」も1人で作業できるので、HSPさんにはおすすめですよ。

 

 

特徴④:仕事の範囲が明確

仕事の範囲や、自分の役割が明確に決められている職場は、とてもおすすめです。

 

HSPさんはいろんなことに気づきすぎるため、「あれもやったほうがいいかな…」「これはどこまでやればいいんだろう…」と、悩んでしまうからです。

 

仕事の範囲が決められていれば、自分の責任じゃないことまで気にする必要がなく、やるべきことにしっかりと集中できますよ。
ノムラ
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特徴⑤:多様性がある

個性を尊重し、いろんな人材を採用している職場は、HSPさんにとっても働きやすい環境です。

 

こういった職場は、HSPの繊細さや思慮深さを長所ととらえ、適切な部署へ配属させてくれる可能性が高いからです。

 

さらに、いろんな人がいれば、中には自分と気の合う同僚がいるかもしれませんよね。
ノムラ
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そのため、職場を選ぶときには、そこでどんな人たちが働いているのかを確認しておくのがおすすめです。

 

特徴⑥:協力的な人間関係

職場の人間関係が協力的であることはとても重要です。

 

協力的な雰囲気であれば、わからないときや困ったときの相談もしやすいからです。

 

相手の感情を察知するHSPさんは、あまり協力的でない相手だと、わからないことを質問するのもかなり気を遣ってしまいますよね。

 

業務以外でムダに疲れすぎないように、職場の雰囲気は必ずチェックしておきたいところです。

 

 

 

HSPが避けたほうがいい職場環境の特徴6つ

反対に、HSPさんが避けたほうがいい職場環境は、つぎの6つです。

 

HSPが避けたほうがいい職場環境

特徴①:ノルマ・目標達成に厳しい

特徴②:体育会系のノリ

特徴③:オフィスが乱雑

特徴④:人の出入りが激しい

特徴⑤:休みがとりづらい

特徴⑥:同僚と競争させられる

 

一つずつ、解説します。

 

特徴①:ノルマ・目標達成に厳しい

ノルマや目標達成に厳しすぎる職場は、HSPさんには働きにくい環境です。

 

繊細なうえに責任感が強いので、ノルマにたいして過度なプレッシャーを感じてしまうからです。

 

もしノルマが達成できなかったりすると、さらに自分を追い込んでしまい、ストレスをため込むことに繋がります。

 

ノルマに追われる営業の仕事などは、HSPさんにはあまり向いてないでしょう。

 

特徴②:体育会系のノリ

根性論を押し付けてきたり、上下関係が厳しかったりする体育会系の職場環境は、HSPさんには合わないでしょう。

 

HSPさんは根性よりも、自分の感性や思考力を活かしたほうがいいですが、体育会系の人にはそれをあまり理解してもらえないからです。

 

どれだけ深く考えていても、頭の中は見せられないので、体育会系の人には「消極的」「頑張っていない」と見なされてしまうこともあります。

 

根性論や精神論ではなく、論理的に考える人が多い職場のほうが、HSPさんには合っているでしょう。

 

特徴③:オフィスが乱雑

物が多くて整頓されてないような、乱雑なオフィスは、HSPさんの疲れを倍増させます。

 

ささいなことに気づくHSPさんには、乱雑な空間では気が散ってしまうばかりだからです。

 

私も、あり得ないほど散らかっている職場で働いた経験がありますが、気になりすぎてかなりストレスでした。
ノムラ
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いくら片付けても、なぜか3日でもとに戻るんですよね。

 

きちんと整理整頓されている、清潔なオフィスであることは、わりと重要ですよ。

 

特徴④:人の出入りが激しい

来客が多かったり、接客業など不特定多数の人がくるような職場だと、なかなか落ち着けません。

 

たくさんの人と接することは刺激が多すぎて、HSPさんが疲れる原因になります。

 

たとえ自分が対応するわけではなくても、人が出入りするたびに反応してしまい、気疲れを起こします。

 

騒がしい環境にもストレスを感じるので、あまり人の出入りがない、静かな環境のほうがいいでしょう。

 

特徴⑤:休みがとりづらい

休みがとりづらかったり、定時で帰りづらかったりする環境も、HSPさんは避けるべきです。

 

人いちばい疲れやすいHSPさんには、十分な休息が必要不可欠だからです。

 

残業や休日出勤が多いと、疲れやストレスが溜まって身体を壊しかねません!
ノムラ
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幸せな毎日を過ごすには健康が第一なので、休む時間をしっかりと確保できるかどうかは、優先度がかなり高めです。

 

特徴⑥:同僚と競争させられる

目標達成や評価を同僚と競争させられるような環境だと、うまく実力を発揮できません。

 

共感力の高いHSPさんは、同僚と競争するのが苦手だからです。

 

本来、同僚は同じ目標に向かって頑張る仲間なので、競争相手ではなく協力しあう関係であるべきです。

 

もちろん、競争することでモチベーションが上がる人もいますが、HSPさんのように共感力が高い場合は、協力し合う職場環境のほうが成果を出しやすいでしょう。

 

 

「嫌なことリスト」で合わない職場環境を避ける

上記でご紹介してきた内容は、すべてのHSPさんに当てはまるとは限りません。

 

人によっては、上記以外にも避けたほうがいい環境がある場合もあります。

 

そこで、自分にとって合わない職場環境を避けるために、やりたくないこと・苦手な環境などを書き出して「嫌なことリスト」をつくるのがおすすめです。

 

職場、家、通勤中など、いつも居る場所をゆっくり見渡して、「嫌だなぁ」と感じるものをすべて書き出していきましょう。

 

目に見えるもの、聞こえる音、仕事で使うものの使い心地など、細かいところまで意識してみると、意外にもストレスになっている環境に気づいたりします。

 

転職などで新しく職場を選ぶときには、この「嫌なことリスト」に書き出した内容にそって、できるだけ当てはまらない職場を選んでみてください。

 

 

どんな職場環境かチェックする方法

自分に合う職場環境がわかっていても、実際の環境は、その会社に入ってみないとわからないことが多いです。

 

かといって、なに一つわからないまま入るのはリスクが大きすぎるので、以下のようなチェック方法だけは試すことをおすすめします。

 

職場環境をチェックする方法

方法①:会社訪問する

方法②:面接で質問する

方法③:転職エージェントに相談する

 

方法①:会社訪問する

実際に入るまえに、会社に訪問ができるところなら、ぜひ訪問しましょう。

 

自分の目で職場を見ることで、「どんな人が働いているか」「オフィスの状態・雰囲気はどうか」などを、ある程度感じることができます。

 

会社によっては、求人に応募すれば社内を見学させてくれるところもありますよ。
ノムラ
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ほかにも、

  • お客さんとして行ってみる
  • 企業説明会に参加する
  • 退社時間に会社の前を通って、社員がちゃんと帰ってるか見る

など、無理のない範囲でチェックしてみると、なにか収穫があるかもしれません。

 

方法②:面接で質問する

面接は会社側だけでなく、あなたも質問などをして会社を判断する機会です。

 

入社後に「やっぱり合わなかった」となるのは、会社にとってもあまり良いことではないので、面接の段階で遠慮せずに質問しておきましょう。

 

たとえば、

「社内見学をさせていただくことはできますか?」

「社員の方の一日はどのようなスケジュールなのですか?」

「前職では週〇時間ほど残業をしていたのですが、御社では平均どのくらいですか?」

といった感じですね。

 

面接で緊張してしまう方は、事前に質問しておきたいことをまとめるなど、聞き忘れがないように準備しましょう。

 

方法③:転職エージェントに相談する

転職エージェントに相談すれば、気になる会社の職場環境について聞くことができます。

 

転職エージェントは企業の採用担当者と繋がりがあるので、会社の雰囲気や残業の実態など、ある程度把握している可能性があります。

 

ただし、逆に言えばこちらが言った内容が、企業の採用担当者に漏れてしまう可能性もあります。
ノムラ
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そのため、面接と同じように正直すぎる言い方は控えて、できるだけポジティブな言い回しで質問するといいですよ。

 

 

職場環境が合わなかったときの対処法

できる限りチェックをしていても、いざ入ったら職場環境が合わなかったということも十分あり得ます。

 

そんなときの対処法は、以下の2つです。

対処法①:部署や配属先の異動をお願いする

対処法②:転職する

 

対処法①:部署や配属先の異動をお願いする

すぐに会社を辞めるより、まずは部署や配属先の異動を願い出てみるのがいいでしょう。

 

同じ会社でも、部署や配属がちがうだけで、雰囲気もずいぶん変わったりします。
ノムラ
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「無理そうだな…」と決めつけず、ためしに希望を出すだけ出してみると、案外きいてくれるかもしれませんよ。

 

対処法②:転職する

異動ができないようなら、転職したほうがいいかもしれません。

 

HSPさんにとって合わない職場環境にいることは、心身にかなりの悪影響をおよぼすからです。

 

転職する際は、今までの雇用形態にこだわらず、いろんな働き方に目を向けてみると、自分に合う環境を見つけやすくなりますよ。

 

 

 

まとめ:HSPは職場環境にこだわろう!

今回は、HSPさんの職場環境についてまとめてみました。

 

まわりの環境に影響を受けやすいHSPさんは、自分に合った職場環境に身をおくことで、仕事の満足度も生産性もかなり上がります。

 

どんな環境が嫌なのか、自分の心の声を明確にして、職場環境にできるかぎりこだわりましょう!

 

少しでも、参考になれば嬉しいです。

 

 

 

 

 

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