こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
・一人暮らしのお金の簡単な管理方法
この記事を書いている私は、手取り20万円、ボーナスなしの一人暮らしで、月に約8万円貯金しています。
ですが、もともとは浪費家でズボラな性格なので、20代前半の頃はまったくお金がなく、生活に困ったこともあります。
そんな私ですが、簡単な家計管理を始めたことをきっかけに、無理なく貯金ができるようになりました。
そこで私が実践した、月1回でできる超簡単なお金の管理方法をご紹介します。
ズボラな人でも無理なく続けられるはずですので、ぜひ参考にしてみてください!
それでは、さっそくご紹介します!
もくじ
お金の管理方法【固定費編】
固定費とは、以下の費用のことです。
・家賃
・光熱費(水道代、電気代、ガス台)
・通信費(スマホ代、Wifi 等)
・保険料(生命保険、自賠責保険 等)
ほかにも、人によっては奨学金の返済や習い事の月謝などが挙げられます。
そんな固定費の管理を始める前に、まずやっておくことが4つあります。
- クレジットカード支払いにする
- 銀行口座を3つ用意する(2つでも可)
- 引き落とし口座を変更する
- 積立預金口座を作る
順番に解説します。
1.クレジットカード支払いにする
固定費の支払いは、できるだけクレジットカード支払いにすることをオススメします。
理由は2つあります。
- ポイントを効率よく貯めることができる
- アプリで固定費の内訳と合計金額を簡単に確認できる
毎月必ず発生する費用ですので、数カ月もすれば数千円分のポイントが貯まります。
貯めたポイントで日用品や欲しいものを購入すれば、かなりの節約になりますよね。
さらに、クレジットカードの利用金額を確認するためのアプリをスマホに入れておけば、翌月支払う合計金額や、固定費の内訳をいつでも確認できるので、家計簿に記入したりする必要がありません。
楽天カードであれば、年会費無料で、月1回利用する毎にポイントの有効期限が伸びるので、あっという間にポイントが貯まります。
毎月発生する固定費の支払いに利用すれば、有効期限を切らす心配もないので、オススメですよ。
2.銀行口座を3つ用意する(2つでも可)
次に、銀行口座を3つ用意してください。
それぞれの用途は次のとおりです。
A銀行=給料が振り込まれる口座
B銀行=引き落とし等の支払いに使う口座
C銀行=貯金用の口座(←無くてもOKです)
このように、口座ごとに用途を分けるのがオススメです。
なぜなら、支払いに必要な金額をあらかじめ移動させておくことで、残りのお金がいくらなのかが分かりやすくなり、計画的に使おうという意識が高まるからです。
さらに、貯金をするためには「先取り貯金」が必須なので、貯金用の口座も用意して、他の口座と分けて管理するのがいいでしょう。
貯金用口座を用意するのが難しければ、家にある空き箱などを貯金箱として代用すれば大丈夫です。
この貯金箱(もしくはC銀行)の活用方法は後ほど説明します。
3.引き落し口座を変更する
クレジットカードの引き落とし口座を、
A銀行(給料が振り込まれる口座)
に設定している場合は、
B銀行(引き落とし等の支払いに使う口座)
に変更しましょう。
その他、クレジットカード以外の引き落としも、すべてB銀行に変更します。
とにかく、支払い関係はすべてB銀行から引き落とすようにしてください。
4.積立預金口座を作る
積立預金口座とは、毎月決まった金額を普通預金から引き落として、積立預金口座へ自動で貯めていくという、貯蓄用の銀行口座です。
普通預金のようにキャッシュカードでいつでも引き出したりできないので、つい使ってしまうこともありません。
1度手続きすれば、あとは自動でお金を貯めていってくれるので、先取り貯金をするにはうってつけです。
このとき、積立預金口座はA銀行(給料が振り込まれる口座)で作りましょう。
そうすれば、給料が入ったらすぐに貯金分を引いてくれる、という先取り貯金の自動化の仕組みができあがります。
ここで、
「ん?C銀行は?貯金用の口座じゃなかったの?」
と思われた人もいるかと思います。
C銀行(もしくは貯金箱)は、確かに貯金用ですが、積立預金口座とは別で貯金するものです。
積立預金は、銀行の窓口で手続きをしないと引き出せないので、貯金にまわすお金すべてを積立預金に入れてしまうと、急な出費があったときに困ってしまいます。
なのでC銀行(もしくは貯金箱)には、積立預金とは別に、1,000~1万円程度のお金を移動させて貯めておくようにしましょう。
そのため、積立預金で積み立てる毎月の金額は、無理のない金額にしてくださいね!
以下の記事で、積立預金について詳しく説明していますので、合わせて読んでみてください。
合わせて読みたい
給料日にお金を移動させる
4つのやっておくべきことができたら、あとは月に1回、給料日に以下のことをやるだけです。
- A銀行から、積立預金に入れるお金以外を引き出す
- B銀行、C銀行に、それぞれ必要な額を入金する
- 残りのお金を財布に入れて、1カ月やりくりする
たとえば、
手取り18万円、積立預金に2万円、固定費などの支払いが10万円の場合…
A銀行 ⇒ 積立預金分を引いた、16万円引き出す
B銀行 ⇒ 16万円のうち、10万円を入金する
C銀行 ⇒ 残り6万円のうち、1万円を入金する
財布 ⇒ 残り5万円を入れて、そのお金でやりくりする
こういった感じです。
月1回これをやっておけば、あとは残りのお金でやりくりすることを考えるだけです。
お金の管理方法【変動費】
次に、変動費について見ていきます。
変動費とは、以下の費用のことです。
・食費
・日用品費
・交通費
・医療費
・娯楽費
・交際費
・理美容代
・衣服代
これらは、月によってあったりなかったり、毎月あっても金額の変動が激しい費用です。
なので、変動費を節約するとなると、レシートを保管して毎月しっかりめに管理しなくてはいけません。
ですが、個人的に変動費は、
・管理しなくてOK
・慣れてきたらアプリで管理
で、オッケーだと思ってます。
それぞれ詳しく説明します。
管理しなくてOK
正直、めんどうであれば変動費は管理しなくてOKです。
なぜなら、積立預金口座を作ったことでちゃんと先取り貯金ができているからです。
給料が入ったら積立預金に一定額を入れて、支払い用の口座に今月の支払い額を移動させる。
あとは残ったお金でやりくりすればいいんです。
残ったお金をすべて使ってしまっても、積立預金で強制的に貯金ができているので問題ありません。
貯金ができない人は、月末に残ったお金を貯金しようと考えがちですが、それではまず貯まらないでしょう。
あるだけ使ってしまって、お金が残らないからですね。
残ったお金を貯金するのではなく、「残ったお金でやりくりする」という意識を、まずは身につけるということが大事です。
だんだん減っていく財布の中を見て、「給料日はまだ先だから、お金を使わないよう気をつけなくちゃ」と思えるようになれば大成功です。
慣れてきたらアプリで管理
残ったお金でやりくりしてみて、
「給料日前は金欠でキツイ…。」
とか、
「もう少し節約すれば、もっと貯金に回せそう!」
と思った人は、家計簿アプリで変動費の管理を始めてみるといいでしょう。
家計簿アプリを使って管理すれば、変動費の何にお金をかけすぎているのか、ムダな支出はないかなどの確認が手軽にできるので、使いすぎを防いだり、節約するためのデータとして大いに役立ちます。
マネーフォワードMEやZaimという家計簿アプリなら、レシートを読み取るだけで記録してくれたり、銀行やクレジットカードの明細を反映してくれたりするので、簡単で続けやすいですよ。
アプリ以外にも、100均の家計簿を使ったり、エクセルで表を作ったり、現金を用途ごとに小分けにして持ち歩くなど、いろんな方法があります。
まずは試してみて、自分に合ったやり方で管理してみましょう。
まとめ:お金の管理ができたら、支出を減らそう!
お金を管理できるようになったら、自分が何に使いすぎているのかがだんだんわかってくるようになり、節約の意識が高まってきます。
もう少し削れる支出はないか考えてみて、貯金に回すお金を増やすようにしてみましょう。
そうすれば、一人暮らしでもしっかりと貯金ができます。
ただし、無理をすると続きません。
自己投資と思って使うときはしっかり使い、必要のないものには使わないようにするなど、メリハリをつけたお金の使い方を意識しましょう。
ぜひ、参考にしてみてください。
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