こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- HSPが仕事を休んで良い理由と、休めない原因
- HSPが仕事を上手に休むには
- 仕事を休む必要がなくなる方法
この記事を書いている私は内向型HSPで、会社員として10年以上働いていました。
HSPさんに限った話ではありませんが、疲れやストレスをため込んでしまい、仕事に行くのがつらくて仕方ないことって少なくないですよね。
ですが無理して仕事をすると、私のように心身を壊してしまうこともあるので、たまには思い切って仕事を休むことも大切です。
そこで今回は、HSPさんが仕事を休んで良い具体的な理由や、休むことを躊躇してしまう原因、上手に休む方法などについてまとめました。
「仕事を休みたい」「もっと楽に生きたい」というHSPさんは、ぜひ最後まで読んでみてください!
HSPが仕事を休んで良い3つの理由
HSPさんが心身ともに疲れてしまったときは、決して無理せず仕事を休むべきです。
その理由は、つぎの3つです。
HSPが仕事を休んで良い理由
理由①:しんどいのは休息が必要なサインだから
理由②:心身を壊しかねないから
理由③:何のために生きてるか分からなくなるから
それぞれ、解説します。
理由①:しんどいのは休息が必要なサインだから
「仕事がしんどい」「行きたくない」と思うのは、あなたの心と身体が休息を求めているサインです。
これはつまり、「このままだと身体壊しちゃうよ!」という“警告”なわけです。
HSPさんは人いちばい疲れやストレスをため込みやすいと言われているので、人よりもこの“警告”が出やすいと言えます。
心と身体が休息を求めて警告を出しているのに、それを無視していては、当然ですが身体を壊してしまいますよね。
そのため、熱や嘔吐など目に見える不調が出る“前”に、心身の求めに素直に応じて休むべきでしょう。
理由②:心身を壊しかねないから
心や体の声を無視して頑張り続けると、あっという間に心身が壊れます。
HSPさんが「休みたい」と思ったときはすでに限界直前である場合が多いので、とくに注意が必要です。
経験があるのでわかりますが、心身を壊すと日常生活もままならなくなり、本当に元も子もありません。何より大切にすべきは“健康”ですよ。
理由③:何のために生きてるか分からなくなるから
メンタルが病んでいくと、喜びや楽しみをどんどん感じなくなってしまいます。
まさに「生きるためにつらい仕事をしている」という状態。これでは、何のために生きてるのか分からなくなりますよね。
- 大好きだった趣味が、楽しくなくなった
- 興味があったことも、やる気がない
- 何もする気が起きない。引きこもりたい。
こんなサインが現れたら要注意。
どんなに頑張ってお金を稼いでも、喜びや楽しみを感じられなければ、幸せにはなれません。
HSPが仕事を休めない原因
HSPさんが「仕事がしんどい」「休みたい」と感じるのは、甘えや弱さなどではなく、本当にしんどい状態なはずです。
なのにどうしてなかなか休めず、無理をしがちなのでしょうか?
その原因は、大きくわけて3つあります。
HSPが仕事を休めない原因
原因①:罪悪感を抱きやすい
原因②:周りからの批判を恐れている
原因③:自分に厳しい
一つずつ、見ていきます。
原因①:罪悪感を抱きやすい
HSPさんは仕事を休むことに、大きな罪悪感を抱きやすいです。
職場の人に迷惑をかけてしまうことはもちろん、仕事を休むのは「悪いこと」だとも感じているんですよね。
HSPさんは、「確実に誰も見ていないとわかっているときでもルールやモラルを破ることがないほど、真面目な人が多い」と言われている気質です。
そのため、「頑張れば働けるのに仕事を休む」ということをルール違反のように感じ、無理してでも仕事へ行くことを選んでしまいます。
原因②:周りからの批判を恐れている
職場の人たちの反応が怖いのも、仕事を休めない原因です。
休むことで迷惑をかけて、批判されたり嫌われたりするんじゃないかと、心配になってしまいます。
「ずる休みしたって思われるかも…」
「休んだら休んだで、翌日が気まずい…」
「これがきっかけで、当たりがきつくなったら嫌だな…」
という感じで、どうなるかわからないことを想像して、不安になるんですよね。
本来、しんどいときはお互い様なので気にする必要はないのですが、どうしても批判されるのが怖くて休めなくなります。
原因③:自分に厳しい
HSPさんはつねに、「頑張らないといけない!」と自分に厳しくしている傾向があります。
それは、自己肯定感が低いというのが理由です。
ありのままの自分を受け入れられず、「頑張らないと認められない・価値がない」と感じているので、限界まで頑張ってしまうんですよね。
無理をせず仕事を休みつつも、自己肯定感を高めるアプローチをして、そのままの自分を好きになることが大切です。
>>HSPが自信をつけると得られる効果【自己肯定感を高める4つの方法】
HSPが仕事を上手に休む方法
心の声を無視して休まずにいると、いずれは心身を壊し、幸せを感じることができなくなってしまいます。
ですがHSPさんは、罪悪感を抱いたり自分に厳しくしたりするあまり、「休む勇気」を持てずにいることがほとんどでしょう。
HSPが仕事を上手に休む方法
方法①:「体調不良」と伝えて休む
方法②:休む自分を許してあげる
方法③:一人になってゆっくりする
順番に説明します。
方法①:「体調不良」と伝えて休む
上司に休む連絡をするときは、
「昨晩から吐き気があって、体調が悪いのでお休みさせてください」
「朝から頭痛がひどくて、病院に行くのでお休みさせていただきます」
というふうに、「体調不調」を理由にして休みましょう。
なぜなら、HSPさんが仕事を休みたいと思うのは、疲れやストレスを抱えて「心身の状態が悪い」ということなので、嘘ではないからです。
「無理してパフォーマンスの低い仕事をするほうが、会社としては迷惑に違いない」と考えて、しっかり休んでから働くようにしましょう。
ただし、「完全に嘘の理由」を伝えるのは罪悪感が余計に大きくなるうえに、「バレたらどうしよう…」という不安で休めなくなるので、やめたほうがいいです。
完全に嘘の理由とは、
「身内に不幸があって…」
「母が倒れて病院に連れていくので…」
「熱が40℃近くあって…」
みたいなやつで、こういった“大げさな理由”を伝えてしまうと、ズル休みだと思われかねません!
そのため、自分の体をよく観察して、
- ちょっとムカムカする → 「吐き気」
- なんかフラフラする → 「めまい」
- すこし頭が重い感じ → 「頭痛」
というふうに、「あながち嘘ではない」理由を伝えて休むのがおすすめですよ。
方法②:休む自分を許してあげる
今までちゃんと仕事を頑張ってきたわけですから、たまには休む自分を許してあげましょう。
HSPさんの場合、休むかどうか決断するときはもちろん、休むと決めたあとでも罪悪感で悶々としてしまうことがありますが、それは「仕事を休む自分」を許してあげていないからです。
1日ゆっくり休んで、翌日からまた頑張ればいいんです。むしろ休んだことでパフォーマンスが上がって、会社や同僚を助けることに繋がるかもしれません。
また元気に働くために、「今は休むことが仕事」だと思って、仕事を休むことを自分に許可してあげましょう。
方法③:疲れるほど頑張った自分を褒めてあげる
仕事を頑張った自分を褒めてあげることも、HSPさんにはおすすめです。
HSPさんは自己肯定感が低く自分に厳しいために、疲れた自分をいたわるどころか、「なんでできないんだ…」と責めてしまうことさえあります。
ですが、もしあなたの大切な友達や恋人が同じ状況だったとしたら、
「こんなに疲れるまで、よく頑張ったね」
「無理しないで、休んでいいんだよ」
といった言葉が、自然と出てきませんか?
同じように、自分自身に対してもねぎらいの言葉をかけることで、「しんどいときは休んでいいんだ」と思えるようになってきます。
そんなにヘトヘトになるまで頑張った自分を褒めて、たまにはゆっくり休ませてあげましょう。
自分に合う仕事なら休む必要がなくなる!
そもそも、「仕事を休みたい…」と思うほど疲れたり、ストレスの多い仕事なら、あなたに合っていない可能性があります。
自分に合った仕事なら、心身ともにもっと楽になるはずなので、休みたいとは思わなくなるでしょう。
そんな仕事を見つけるための方法が、以下のとおりです。
自分に合う仕事の見つけ方
方法①:「自己分析」をする
方法②:キャリアコーチングサービスを利用する
それぞれ、見ていきます。
方法①:「自己分析」をする
自分に合う仕事を見つけるには、「自己分析」で自己理解を深めることが大切です。
自分のことがしっかりわかっていないと、何が自分に合うのかわかりませんよね。
自己分析によって、今まで気づかなかった本音や強みを明確にできれば、あなたに合う仕事をかなり見つけやすくなりますよ。
自己分析のやり方については、下記の記事でくわしく解説していますので、ぜひ試してみてください。
HSPと相性の良い仕事と、適職が見つかる自己分析のやり方
続きを見る
方法②:キャリアコーチングサービスを利用する
- 自己分析がうまくできない
- 誰かに相談したい
- すぐにでも適職を見つけたい
という方は、「キャリアコーチングサービス」を利用してみましょう。
キャリアコーチングサービスとは、転職を前提とせず、あなたにとってベストなキャリアを歩むためのサポートをしてくれるサービスです。
キャリアコーチングサービス「POSIWILL CAREER (ポジウィルキャリア)」
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特徴①:法政大学キャリアデザイン学部「田中研之輔」教授がプログラムを監修
特徴②:最短35日間の短期集中トレーニングプランあり
特徴③:20~30代のキャリア相談受講者数No.1
私も緊張しながら初回相談を受けてみたら、カウンセラーさんがすごく優しいうえに聞き上手で、自分でも気づかなかった心の本音をどんどん引き出してくれました。
1回45分、完全無料のキャリア相談(ZOOMを使用)が受けられるので、気になる方はぜひ試してみてください!
まとめ:HSPは仕事を休む勇気を持とう
今回は、HSPさんが仕事を休んで良い理由や方法などについてまとめました。
しっかりと休んで回復すれば仕事のパフォーマンスも上がり、結果的に会社や職場の人に貢献できるので、決して悪いことではありません。
真面目なHSPさんにはハードルが高いかもしれませんが、たまには休むことを自分に許してあげて、心と身体をいたわりましょう。
なにより、あなたの健康がいちばん大事です。自分の人生のために、たまには仕事を休む勇気を持つようにしてみてくださいね。
すこしでも、参考になれば嬉しいです。
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