そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- HSPがミニマリストになると良い理由
- ミニマリストになる方法
この記事を書いている私は内向型HSPで、疲れやすさや生きづらさに長年悩んできました。
ですが、断捨離でモノや人間関係、仕事などを必要最小限に減らしたことで、生活がとても楽になりました。
そこで今回は、なぜHSPがミニマリストになると楽になるのか、その具体的な理由をご紹介します。
本記事を読めば、HSPとミニマリストの相性の良さがわかり、あなたの暮らしを楽にするヒントになるはずです。
ミニマリストになる方法についても解説していますので、生きづらさを感じているHSPさんは、ぜひ最後まで読んでみてください。
もくじ
ミニマリストとは
ミニマリストとは、「不要な物を手放し、自分にとって必要な物だけに囲まれて豊かに暮らす人」のことをいいます。
ただ物を捨てるだけではなく、自分が必要な物、好きな物だけをそろえて、長く大切に使っていくことで、心を豊かにすることができるんです。
手放すのは物だけでなく、
- 人間関係
- 情報
- 仕事
なども、自分にとって必要なものだけに厳選することで、わずらわしさから解放され、自分のための人生に集中できるようになります。
そんなミニマリストは、HSPととても相性のいいライフスタイルです。
さっそく、その理由をご紹介します!
HSPがミニマリストになると楽になる理由
HSPは、神経システムが生まれつき人より敏感で、より多くの情報や刺激を無意識にキャッチしてしまいます。
そのため、ミニマリストになって物や情報を減らし、シンプルな暮らしをすることは、HSPにとってはとても効果が高いといえます。
具体的な理由は、以下の6つです。
HSPがミニマリストになると楽になる理由
理由①:情報量・刺激量を減らせる
理由②:思考が整理される
理由③:「良い」と思うものだけに囲まれて満たされる
理由④:一人の時間を確保できる
理由⑤:お金が貯まる
理由⑥:自分の「好き」がわかる
順番に説明します。
理由①:情報量・刺激量を減らせる
物を減らすと、視界などの五感から入る情報や刺激も減らすことができます。
HSPは五感がするどく、多くの情報を吸収しすぎて疲れやすい特徴があるので、部屋が物であふれかえっている状態では、休むどころか余計に疲れてしまいます。
必要な物だけを持つようにすれば、情報過多によるストレスが減り、部屋でリラックスできるようになります。
とくにHSPは、リラックスして体を休めたり、ゆっくり内省したりする時間が必要なので、余計な雑念に邪魔されないよう、スッキリとした空間を作ることがとても重要になってきます。
理由②:考える時間を減らせる
HSPは、スピード感を持って何かを決めることが苦手で、決断にとても時間がかかってしまう傾向があります。
なぜなら、人よりたくさんの情報を受け取っていることで、リスクやメリットが簡単に予想できてしまい、検討すべきことがたくさんありすぎるからです。
たとえば、
「こっちを選べば〇〇になるかもしれないけど、〇〇というリスクもある。反対にあっちにすれば〇〇かもしれない。でも、もし〇〇という状況だったとしたら…」
というふうに、考えるべきことがたくさん浮かぶので、決断に時間がかかってしまうんです。
ですが、物を減らして必要最小限にしておけば、何かを選ぶ時間を確実に減らすことができます。
- 服をえらぶ時間
- どの食器を使うか考える時間
- 旅行に持っていく物を準備する時間
- 物をよけながら掃除をするかしないか決める時間
そんな時間を節約することで、無駄な考え疲れがなくなり、自分にとって本当に大切なことのために考える時間をとれるようになりますよ。
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理由③:「良い」と思うものだけに囲まれて満たされる
HSPが敏感なのは嫌な刺激だけでなく、良い刺激も敏感に感じ取って、それを心でじっくり味わうことができます。
そのため、自分にとって心から「良いなぁ~」と思うものだけを持つことで、少ない物でも深い幸せを感じることができるんです。
無駄な物や好きじゃない物を手放して、お気に入りの物だけに囲まれて過ごすのは、とても心地よくて毎日が満たされます。
必要な物だけで心豊かに過ごすミニマリストの生活は、感受性の高いHSPだからこそできる、まさにピッタリの生活と言えるでしょう。
理由④:一人の時間を確保できる
不要な人間関係を手放せば、そのぶん一人の時間を確保できるようになります。
- 苦手だけど、昔からのつながりで付き合っている友人
- あまり気乗りしない飲み会の誘い
- ずっと連絡をとっていない人の連絡先
こういったものがあると、限られた時間を不要な人間関係に振り回されてしまい、疲れるだけです。
とくにHSPさんは、一人の時間をつくってしっかり休むことが必要なので、人間関係を断捨離して時間を確保すれば、とても楽になります。
もちろん、一人の時間だけではなく、大切な人と過ごす時間もより多く確保できますよ。
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理由⑤:お金が貯まる
ミニマリストになると、お金が貯まるようになります。
なぜなら、自分にとって必要なものや、必要な人間関係だけに絞るので、無駄なお金の使い方をしなくなるからです。
今までは、必要なものも不要なものも、どちらにもお金を使っていたのが、不要なものを手放すことで、そこにかけていたお金が余ります。
そのぶんを貯金や投資にまわせば、お金がどんどん貯まっていきますよ。
さらに、物を減らすと物欲も減るので、衝動買いの心配もありません。
HSPさんはお金の不安を持ちやすいので、ミニマルな暮らしで浪費を減らせば、心の平穏を保てるようになります。
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理由⑥:自分の「好き」がわかる
不要なものを手放していく過程で、自分にとって本当に必要なものや好きなものが明確になっていきます。
一つ一つのものと向き合いながら残すか残さないかを決めていくため、残ったものには自分の好きなものや傾向が表れるからです。
たとえば私の場合、残した服や家具、雑貨を見わたすと、色が「白、黒、グレー、ベージュ、青、緑」のものしかないことに気づきました。
まったく自覚はなかったのですが、物を減らしたことで初めて自分の「好きな色」がわかったんです。
「好き」がわかることで、自分を満たす方法がわかるようになったり、やりたいことが見つかったりすることもありますよ。
HSPがミニマリストになるには
前提として、ミニマリストに正解はありません。
どれくらいの数を所有していいのか、どこまで捨てればいいのか、といった定義はないし、家族構成やライフスタイルによっても人それぞれ変わってきます。
つまり、あくまで「自分にとって」必要な物だけを残すということが大切です。
ミニマリストと聞くと、
- 部屋に本当に何もない
- とにかく物を捨てている
- あるのは数枚の服と寝袋だけ
というイメージを持つ人がよくいますが、それは違います。
「ただ物を減らせばいい」と思っていると、必要な物まで捨ててしまい後悔することになりかねませんので、ミニマリストとはあくまで「自分基準」の生活スタイルであることを忘れないようにしましょう。
とはいえ、ミニマリストになるための基本的なポイントにあまり個人差はないので、それらを以下でご紹介します。
断捨離する
なんといっても基本は「断捨離」です。
自分の心の声にしっかりと耳をかたむけて、不要な物と必要な物を選別していきましょう。
ただし、1回の断捨離でミニマリストになろうとすると、無理をしてしまい、大切な物まで捨ててしまうことになりかねません。
断捨離を定期的に、何度か繰り返していくことで、だんだんと自分に必要な物だけがそろってくるようになるので、焦らずコツコツやっていきましょう。
>>【初心者向け】断捨離のやり方を5つの手順で解説【コツと注意点あり】
買い物は妥協しない
買い物をするときは、絶対に妥協して買わないようにしましょう。
「安い」「あれば使うかも」などの理由で妥協して買っても、使い勝手が悪かったり気に入らなかったりして、結局は無駄なものが増えてしまうだけです。
素材やデザイン、使いやすさなどにこだわって、長く使えそうなものかよく考えて買うことが大切です。
自分が心地いいと感じるものや、感性を楽しませてくれるものなど、するどい五感を活かして選んでみるのもおすすめです!
1つ増えたら1つ捨てる
いくら断捨離をしても、そのあと何もせず放っておいたら、気づかないうちに物はどんどん増えていきます。
そのため、「1つ増えたら1つ捨てる」など、自分なりのルールを決めておくことで、物が増えていくのを防げます。
ですが、物が増えたからといって、必要な物まで無理に捨てることはありません。
物が少なければ少ないほど良いわけではなく、大事なのは「自分軸」です。
あくまでも「自分にとって必要かどうか」、という基準を忘れないようにしましょう。
まとめ:HSPは、自分なりのミニマリストを目指そう!
HSPにとってミニマリストは、とても相性のいいライフスタイルだということがおわかりいただけたでしょうか?
不要なものを手放して刺激量を減らし、お気に入りのものに囲まれてリラックスするということは、情報過多で疲れやすいHSPにとっては、最高の至福に感じることさえあります。
さらに、自分にとっての必要な物を選別していくうちに、今まで忘れていた自分らしさや、やりたいことが見つかることもありますよ。
しっかりと自分を見つめなおしながら断捨離をして、自分自身が満足できるミニマリストを目指してみてください!
少しでも参考になればうれしいです。
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