こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- HSPが職場に馴染めない理由
- HSPが職場に馴染めるようになる方法
- 努力しても馴染めない場合
この記事を書いている私は内向型HSPで、3回ほど転職を経験しています。
そこで今回は、HSPさんが職場に馴染めない理由と、馴染めるようになるための対処法についてご紹介します。
本記事の内容を実践すれば、職場に馴染んで楽しく働けるようになるはずですよ。
「職場に馴染めない」「仕事に行きたくない」と悩んでいるHSPさんは、ぜひ最後まで読んでみてください!
HSPが職場になかなか馴染めない理由
HSPさんが職場に馴染めない理由は、つぎの4つです。
HSPが職場に馴染めない理由4つ
理由①:人より多くのことを感じているから
理由②:表面的な付き合いが苦手だから
理由③:人間関係に振り回されるしんどさを知っているから
理由④:そもそも職場の人と合わないから
それぞれ、解説します。
理由①:人より多くのことを感じているから
HSPさんは、新しい環境に馴染むのが苦手な傾向があります。
なぜなら、ささいなことにも気づき、人いちばい多くのことを感じているからです。
職場の雰囲気や人間関係、上司の顔色などを察知しながら、「ここで上手くやっていけそうか?」「危険な人はいないか?」などを細かく見ています。
つまり、多くのことに気づくからこそ、「ここなら大丈夫」と安心するまでに時間がかかるということです。
その結果、人間関係をつくるのに出遅れてしまうため、新しい環境になかなか馴染めなくなってしまうんです。
理由②:表面的な付き合いが苦手だから
HSPさんは、表面的な会話や付き合いが苦手です。
刺激に敏感なうえに物事を深く処理するので、「大勢との当たり障りのない会話」よりも、「1対1で深い会話」をすることが好きだからです。
ですが、仕事でしか関わらない人に、プライベートや自分の思想などといった深い話をする機会って、あまり多くはありませんよね。
そのため、HSPさんにとって満足できる関係を築くのが難しく、「上手く馴染めない…」という違和感につながります。
理由③:人間関係に振り回されるしんどさを知っているから
HSPさんの中には、人間関係に振り回されることの大変さを、身をもって知っている人が多いです。
感受性が強く、まわりの環境や出来事に人いちばい振り回されやすいからですね。
「人間関係は疲れる」と思っていると、関係を築くことをなんとなく避けてしまいがちです。
そうすると相手からも、「なんかとっつきにくい」なんて思われたりして、さらに馴染むのが難しくなってしまいます。
理由④:そもそも職場の人と合わないから
単に職場の人と合わないだけの可能性はとても高いです。
なぜなら、人は自分と似た人を好きになりやすい「類似性効果」という心理現象があるからです。
考え方、性格、外見、ファッションなど、どんな要素でも自分と似ていれば好感度が高くなるのですが、逆に共通点がまったくない人とはなかなか仲良くなれません。
つまり、今の職場に自分と合う人(似たタイプの人)が1人もいないのであれば、「職場選びに失敗している」と考えたほうがいいでしょう。
HSPが職場に馴染むための対処法4つ
では、HSPさんが職場に馴染むためにはどうすればいいのか、4つの対処法をご紹介します。
HSPが職場に馴染めるようになる方法
方法①:「1年たてば慣れて馴染める」と考える
方法②:素の自分を出すようにする
方法③:深い関係を築けそうな人を1人見つける
方法④:身だしなみを整える
1つずつ、見ていきます。
方法①:「1年たてば慣れて馴染める」と考える
まだ入社して1年未満の場合、馴染めなくてもわりと普通だと思います。
人間関係も大事ですが、まずやるべきなのは仕事を頑張ることですよね。
とくに新人の場合、先輩に教わりながら仕事をするので、できるだけ早く一人前になることが先決です。
「1年ほどたてば馴染めるだろう」と気楽に考えて、それまで仕事を頑張っていれば、自然と職場に馴染めるはずですよ。
方法②:素の自分を出すようにする
人は、表に出している自分に対して集まってきます。
素の自分を隠して表の顔を作っていると、偽りの自分を好きな人が集まってきてしまい、本当の自分をどんどん出せなくなってしまうんです。
たとえば私の場合、本当は人見知りだしコミュニケーションが苦手だけど、気をつかってみんなに笑顔で話しかけていたら、「話しやすい人」「明るい人」と勘違いされて営業の仕事に回されたことがあります。(本当の私は営業が不向きなので、すぐにメンタルつぶれました…。)
逆に、つねに素の自分でいると、本当の自分と合う人や状況が自然と集まってくるので、その場に馴染みやすくなるわけです。
まわりの顔色を気にして素の自分を隠していると、合わない人ばかりが寄ってきてしまうので、勇気を出して素の自分を出すようにしてみましょう。
方法③:深い関係を築けそうな人を1人見つける
1人だけでも、仲良くなれそうな人がいないか探してみましょう。
職場に良い友人が1人いるだけでも、仕事の満足度がかなり上がります。
自分と性格や感性が似ている、持ち物が似ているなど、自分と似ている人がいれば仲良くなりやすいので、共通点がないか観察するのがおすすめです。
1人と仲良くなればそこから輪が広がることもあるので、まずはその1人と仲良くなってみましょう。
方法④:身だしなみを整える
ありきたりかもしれませんが、効果はテキメンです。
何度も言うように、人は「自分と似た人を好きになりやすい」ので、清潔感がなかったり服装や外見があまりにもかけ離れていたりすると、「自分たちとは違う」と判断されて馴染みにくくなるんです。
実際、私がいた職場にかなり個性的なファッションの人がいて、あまり周囲と馴染めていなかったのですが、あるときカジュアルファッションにイメチェンしたら、急にまわりと馴染めるようになっていました。
自分の個性をつぶしてまで髪型や服装を変える必要はありませんが、清潔感を大事にしたり、ちゃんとサイズの合った服を着たりするなど、ある程度の身だしなみには気をつけるべきでしょう。
努力しても馴染めなければ転職するべき
職場に馴染めない理由を考え、改善してみることはとても良いことです。
ですが、原因が誰にあるわけでもなく、単に「合わない」だけなら、思い切って転職したほうがいいかもしれません。
理由①:単に合わないのなら努力しても難しい
根本的に相性が悪いだけなら、いくら仕事を頑張ったり外見に気をつかったりしても、職場に馴染むのは難しいでしょう。
人それぞれいろんな個性や価値観があるので、合わない人がいるのは当然です。
そして、価値観が合わないのは誰が悪いわけでもないので、改善すべきことでもありませんよね。
そのため、職場に馴染む努力をするよりも、自分と合う人がいる職場に転職することをおすすめします。
理由②:苦手な人と無理に馴染む必要はない
いろんな個性や価値観があるので、合わない人や苦手な人がいるのは当然です。
そんな苦手な人と無理をしてまで馴染まなくても、転職すればもっと自分に合う人と出会えるかもしれませんよね。
そのため、合わない職場で我慢するより、自分に合う人がたくさんいる職場を探してみるほうがいいですよ。
「自分と似た人が居る職場」ならすぐに馴染める
繰り返しになりますが、転職するなら「自分と似た人が居る職場」を探すのがポイントです!
人間関係は運要素が強いので、入ってみないとわからないことも多いですが、会社訪問や面接の時には必ずチェックするようにしましょう。
自分と似た人が居そうな業界・業種はどんなのがあるか、考えてみるのもいいですよ。
在宅ワークなら一人で仕事を進められるので、人間関係の煩わしさからかなり解放されますよ。
>>HSPにおすすめの在宅ワーク7選【働きやすさを自分で作ろう】
まとめ:無理せず自然体で馴染める職場に身をおこう
今回は、HSPさんが職場に馴染めない理由と対処法についてまとめました。
職場に馴染めるよう、いろんな方法をためして努力するのは良いことですが、大事なのは「無理せず自然体でいられること」です。
あなたが無理をしなくても自然と馴染める場所が、どこかにきっとあるはずなので、あきらめずに探してみましょう!
少しでも、参考になれば嬉しいです。