こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- HSPに向いている働き方とは
- HSPは「派遣社員×フリーランス」の働き方がおすすめ
- HSPが自分に合った仕事を見つける方法
この記事を書いている私は内向型HSPで、正社員を10年以上やっていましたが、つらすぎて辞めました。
今はいろんな雇用形態があり、それにともなって働き方もさまざまですよね。
具体的には、
- 正社員
- 契約社員
- 派遣社員
- パート・アルバイト
- 業務委託
- フリーランス
などといった感じ。
いくら正社員が安定していたとしても、HSPさんの中には、「どうしても正社員が合わない」という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、HSPさんにおすすめの働き方や、自分に合う仕事を見つける方法などについてまとめました。
本記事を読んで、仕事選びの視野を広げれば、快適に働ける仕事をかなり見つけやすくなりますよ。
HSPに向いている働き方とは
HSPさんが「働き方」について考えるときに、外せないポイントがいくつかあります。
それは、以下の4つです。
HSPに向いている働き方
働き方①:自分のぺースを保てる
働き方②:刺激が少ない
働き方③:長時間働かない
働き方④:頭を使うor五感を使う仕事
それぞれ説明します。
働き方①:自分のペースを保てる
HSPさんには、自分のペースで働くことがとても大事です。
深く考えながら仕事をする傾向があるため、急かされたり管理されすぎたりすると、ペースを乱され実力を上手く発揮できなくなるからです。
たとえば、
- 同時にたくさんの仕事を頼まれる
- 電話が鳴って手を止められることが多い
- 上司や同僚に急かされる
というような働き方だと、パニックになってしまうことってありませんか?
逆に、
- 仕事の進め方などについて裁量権がある
- 仕事範囲やマニュアルなどが明確に決まっている
- 一人で完結できる
といった仕事であれば自分のペースを保ちやすく、HSPさんにとっては「働きやすい」と感じるでしょう。
働き方②:刺激が少ない
刺激に敏感なHSPさんは、刺激が少ない職場で働くほうが向いています。
他の人が気づかないような刺激もキャッチしてしまうので、刺激が多いとヘトヘトに疲れてしまうからです。
刺激が少ない職場とは、
- 人の出入りが少ない
- オフィスが静かで整頓されている
- 一人で作業できるスペースがある
などといった感じですね。
「攻撃的な上司や、苦手な同僚が居ない」など、人間関係の刺激が少ないことも、かなり重要ポイントです。
働き方③:長時間働かない
そもそもHSPさんは、長時間働くことにあまり向いていません。
なぜなら、人いちばい疲れやすく、ストレスをため込みやすいからです。
毎日残業があったり、休日出勤があったりするなど、長時間労働が当たり前になっている職場だと、続けていくのは難しいでしょう。
HSPさんが仕事で高いパフォーマンスを発揮するには、人いちばい休息を取ることが必要なので、できるだけ長時間働かないように気をつけるのがポイントです。
>>【HSPの休み方】疲れを取るには五感へのアプローチが効果的
働き方④:頭を使うor五感を使う仕事
HSPさんは、頭を使う仕事や、五感を使う仕事だと、強みを活かして成果を出しやすくなります。
なぜなら、物事をじっくり考えられる深い思考力と、五感が鋭いという強みがあるからです。
たとえば、
【頭を使う仕事】
- 経理・人事・総務
- プログラミング
- Webデザイナー
- Webライター
- 研究者
- 教育・マネジメント etc.
【五感を使う仕事】
- 作家
- イラストレーター
- 写真家
- 音楽関係
- 動物・自然に関わる
- 職人 etc.
といった感じですね。
HSPは「派遣社員×フリーランス」の働き方がおすすめ
上記のポイントを踏まえたうえで、個人的には「派遣社員×フリーランス」という働き方が、HSPさんにおすすめです。
フルタイムではなく、1日6時間ほどの「時短勤務の派遣社員」として働き、あまった時間に副業をして個人で稼ぐイメージですね。
この働き方をおすすめする理由は、つぎの3つです。
理由①:派遣社員はHSPと相性が良い
理由②:収入源が2つになり、リスク分散できる
理由③:軌道に乗ればフリーランス1本にもできる
順番に見ていきます。
理由①:派遣社員はHSPと相性が良い
派遣社員は、HSPさんとわりと相性の良い働き方だと感じています。
なぜなら、派遣社員には以下のようなメリットがあるからです。
【派遣社員のメリット】
- 勤務時間や残業の有無など、ライフスタイルに合わせて選べる
- 仕事内容が契約で決まっているので、突発的な仕事が少ない
- 正社員ほど責任が重くないので、プレッシャーにならない
- 仕事が合わなければ辞められる(辞めるハードルが低い)
- パートやアルバイトよりも時給が高い
すべてのHSPさんに派遣が合うわけではないですが、「あんまり働きたくないけど、生活費は稼がなきゃ」という方には、ピッタリなのではないでしょうか?
毎月の生活費をさらに下げれば、派遣社員でも余裕を持って生活できるはずですよ。
>>HSPがお金の不安をもつ理由【支出を減らして仕事を選ぼう】
理由②:収入源が2つになり、リスク分散できる
派遣社員で働きつつ、副業をして個人で稼げるようになれば、収入源を2つにすることができます。
そうすることで、もし片方の収入が無くなっても、もう片方の収入でフォローできるので、そのぶんお金の心配を減らすことができます。
派遣社員の場合、
- 祝日の多い月は給料が少なくなる
- 派遣先が契約更新してくれなかったら職を失う
- 派遣切りがある(クビになりやすい)
といったデメリットもあるので、その対策としても別の収入源を確保しておきたいところ。
派遣社員とフリーランスを掛け合わせることで、それぞれのメリットのみをしっかり享受できるわけです。
理由③:軌道に乗ればフリーランス1本にもできる
副業が軌道に乗れば、派遣社員を辞めて完全フリーランスになることもできます。
フリーランスだと、すべて自己責任になる代わりに、
- 自分のペースで仕事ができる
- 好きな場所、好きな人と仕事ができる
- 自分のやりたいことができる
など、わりと自由な働き方を手に入れることができるので、HSPさんにも向いているのではないでしょうか。
正社員と副業の両立は難しくても、時短勤務での派遣社員なら両立しやすいので、そのぶん副業をしっかり育てていけますよね。
自分の好きなことを自分のペースでできるフリーランスになれれば、仕事がとても楽しいものになるでしょう。
HSPが自分に合った仕事を見つける方法
「派遣社員×フリーランス」がおすすめなら、派遣や副業でどんな仕事すればいいのか、それを見つけたいですよね。
その方法は、つぎの3つです。
自分に合う仕事の見つけ方
方法①:「自己分析」をする
方法②:副業で「在宅ワーク」にチャレンジする
方法③:キャリアカウンセラーに相談する
それぞれ、解説します。
方法①:「自己分析」をする
自分に合う仕事を見つけるには「自己分析」が必須です。
なぜなら、自分のことが理解できていないと、なにが自分に合うか判断できないからです。
どんなことが得意で、なにをやりたくないか、本当はどうしたいのか、といった本音までじっくり見直さなければ、間違って合わない仕事を選んでしまいかねません。
自分と向き合うのは簡単ではありませんが、時間をかけてでも取り組んでおきたいですね。
自己分析の具体的なやり方については、HSPと相性の良い仕事と、適職が見つかる自己分析のやり方の記事で紹介していますので、読んでみてください。
方法②:副業で「在宅ワーク」にチャレンジする
HSPさんが副業をするなら、まずは「在宅ワーク」から始めるのがいいでしょう。
在宅ワークなら、スキマ時間を効率的に使いやすく、本業に支障が出ないように無理なく進められるからです。
副業についても「自己分析」でわかった、自分の「得意」や「好き」を活かせるような仕事を始めるのがポイント。
HSPさんの場合、目的が「お金」だけだと続きにくいので、「楽しむ気持ち」も忘れずチャレンジしてみましょう。
下記の記事で、HSPさんにおすすめの在宅ワークについてご紹介していますので、あわせて読んでみてください。
>>HSPにおすすめの在宅ワーク7選【働きやすさを自分で作ろう】
方法③:キャリアカウンセラーに相談する
- 自己分析が上手くできない
- どんな仕事をすればいいかわからない
- 最短で適職を見つけたい
という方は、「キャリアコーチングサービス」がおすすめです。
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まとめ:HSPこそ、理想の働き方を追求しよう
HSPさんはささいなことにも反応するので、まわりの人や環境の影響を強く受けてしまいます。
そのため、仕事でのストレスを防ぐには、働く環境にこだわらなければなりません。
自分が心から「居心地がいい」「働きやすい」と思える働き方を追求すれば、楽しく仕事をすることができるようになりますよ。
視野をひろげて、いろんな働き方に目を向けつつ、自分に合った理想の働き方を探してみましょう!
少しでも、参考になれば嬉しいです。
HSPで仕事を辞めたいなら辞めていい【今あなたがやるべきこと7つ】
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